雨が少ない。どこもここも水枯れだ。土曜日などは100°を超えていたのではないか。その暑いのにマスマニアはゴルフと来た。汗が滝の様に流れ上半身シャツもびしょびしょに濡れ体力も使い果たした。ところが、トロバ、さんのじ、関取はイースト・ブランチ(EB)でい竿を振ってたらしい。この暑さでハッチもライズもままならず、しかも雷を伴った夕立に怯えたとか。その3人の宿舎にマスマニアは夜9:30に合流した。到着早々、トロバさんのあげた20インチほどのブラウンの写真を見せられた。これはすごい。夕まず目であげた1尾である。

次の日、日曜日。4人の侍は一路EB、Shinhoppleへ。駐車場のあるスポットで川の様子を見る。すでに一台の車が止まっており、川の中にはふたりのFFマンが竿を振っている。手前のバンクの木の下で大きなライズが・・・
「お、お、お〜っ」との叫び声が4人の口から漏れる。
しかし、残念ながら我々が入りこむような場所はありゃしない。あきらめて少し下流の向かう。4人が入れそうなスポットが見つかったので向こう岸へ列を組んで渡った。昨日トロバさんがいい目をしたと言うスポットを教えてもらうが、今はぜんぜんいそうもない。川の中でしばらくはライズ待ち。川の水が冷たい。ウェイダーを準備するとき、今日はかなり暑いのでTシャツを中に着ないで、長袖のFFシャツを1枚だけ羽織ったが、冷たさが足から腰へ、腰から背中へと伝わってくる。川面の空気と水の温度差の関係で暑さ1mほどの霧が水面いっぱい広がっている。時折風が川面を流れるとその冷たさが薄いシャツを通して肌に触れてくる。ズ−ンと冷気が体を通る。そのうちに武者ぶるいが起こり出した。足のつま先はジンジンしている。この暑い日にこの寒さは何なんだろう。
下流にいた関取が尺あたりのブルックを上げたと叫んでいた。はっと気がつくとトロバさんとさんのじさんがいなくなっている。上流の方に移動したみたいだ。マスマニアの方は一向に見えないライズに、じっと冷たさをこらえて川の中に立ち込んでいたが、関取に「ライズがバカバカ」と言うのでそのスポットを譲ってもらう。が、一向にライズが無い。あきらめてふたりでトロバ、さんのじを追うことにした。

ランド・クルーザーはすぐに分かった。崖から下を覗くとふたりで慎重にキャスティングしている。きっとライズがあるのだろう。我々の入るスペースは十分にあるみたいだ。関取は一休み。マスマニアだけ崖を降りて川には入る。トロバさんとさんのじさんの間100mの間に入り込む。トロバさんが「ここにライズがあるよ。」と教えてくれた。あることはあるが10分に1度くらいの気まぐれライズ。しかもあっちこっちと動いていそうだ。しばらくはフライを変えて今度上がる場所を想定しながらキャスとをしていた。風が吹く。ひょっとしたら「ありんこ」や「ビートル」なんかいいかも。フライをビートルに変え、風が止んだ時を狙ってキャスティング。3投目に予期せぬヒット。グングンと引っ張られるが、リールが思うように回転しない。手入れが行き届いていないのだろう。「ジーッ、ジッ、ジッ、ジーッ」という音が聴きたいのに・・・6Xのチペットなのでかなり強引にネットインさせた。尺強のきれいなブラウンだった。暑い中あれほどに寒く感じたのは今までになかった体験だった。
ネットにウォーターボトルを入れたままランディング。 20”はあろうかと思われるブラウン。
ビートルに出た尺強のきれいなブラウン。 夕まず目の幸せ。