4月は何のレポートもなかったので何もしていなかったのではないかと思われがちだが、実はCross Riverあたりで結構楽しんでいた。大物はいないまでも12”ほどの年越しと思われるブラウンが引きを楽しませてくれた。それと、東京から来たTomさんと師匠のDelhiの山小屋で酒宴を開き、翌日バードブリッジあたりで13”を上げたり・・・・5月になると木の芽が出てきていよいよ花粉症の季節が始まる。しずかなトロバでライズがぽつぽつ出始めたとき、「ヘッ、ヘッ、ヘエ〜ックショ〜ン〜」とやられると水面が急に「し〜ん」と静かになったりする。特に関取のライズ・キラーは1里さきのFFマンさえも聞こえるほどなのだ。そして今日はその関取、トロバ、マスマニアでEast Branchを攻めることになった。実はD助さんと関取は前の日、土曜日からラスコーのBaxterにチェック・インし、そこでマスマニアとトロバさんが落ち合う手はずになっていた。ところが土曜日はしとしとの雨。水量も増えているらしくD助さんはあきらめてその日のうちに竿にも手をつけずホワイト・プレーンまで引き返した。われわれがちょうどWoodbury Commonを10分ほど過ぎたあたりですれ違った模様だ。トロバさんの携帯が鳴り出し、出てみるとD助さんが「いま、すれ違いましたね。」とわざわざ知らせてくれた。 まあ、あのランドクルーザーだったら見間違うはずもなく・・・そして一路ラスコーへ。BaxterHouseniつくと関取が一人さびしくお腹をすかしわれわれを待っていた。早速、角のイタリアン・レストランをトライしてみる。まず驚いたのは、メニューがない。
「これは、旅行者だとおもわれ、なめられているかな。」
と、疑心暗鬼になりどうしてないのかたずねると、ここはスペシャル・メニューで新鮮なものだけをお客に勧めていると言う。それでもなんだか怪しいと思い無理やりメニューを出させて、関取とマスマニアは平凡なリングイーニ・ボンゴ−レを、トロバさんはスペシャルのチキンを注文した。出てきたものは確かにうまく料理されていた。オーナーシェフも出てきて、NYCでバリバリやってきて今はちょっとブレークしていると言ったようなことを話した。調子に乗ってデザート、食後酒、コーヒーなどを頼み、11時ころにお開きにした。値段は一人当たり$60.ウワ〜ッ。NYC並みだった。其の夜は高い夕食代のショックと関取のいびきで寝付かれなかった。
おいしそうな木の芽。これが我々の鼻をくすぐる。 小雨のDelhi。カバード・ブリッジ
ビーバーキルの川底。 晴れて天気になり、関取もうれしそう。EB.
翌日、曇り空を窓から見上げながら不安な気持ちで階下に下りて行った。トーストやオレンジジュースが自由に飲めるようになっている・・・と関取から聞いてはいたが、果たしてほんとうだろうか。ひょっとして泊り客が自分の分のミルクやオレンジジュースを買って冷蔵庫に入れているのでは・・・関取の言葉も時々は確認しないと。関取と二人でコーヒーを飲んでいるとリタイア直前の老カップルがジョインしてきた。そのだんなのほうのしゃべるのなんのって、自分の自慢話ばっかりで我々の話は全然聞いていない。其のうちに川の様子を見に行っていたトロバさんが帰ってきてやっと静かになった。親父は約1時間近くもしゃべり続けていた。さて、午後からは晴れの予想通りまずまずの天気。水量は多いがウェーデリングできないことはない。3人でDowsville近くの所からEBに入り込む。まだ、ライズはない。ランチをすまして、ゆっくり待つことにする。午後2時を過ぎたころからヘンドリックソンのダンが流れ始める。3時ころになるとスーパーハッチ並に水面を埋めつくす。すると、対岸で数箇所、流芯でぽつぽつとライズが出始める。最初は関取とマスマニアのダブルヒット。残念ながらマスマニアの方は途中でバレた。関取はうまく14”をランディング。Blueの帆を立てたダンを流すがいまいち反応なし。トロバさんいわく
「スピナーではどうかな?」
早速、16番のスピナーに変更。すると2投目にヒット。これがはじめは川底にとどまじっと動かない。其のうちにバッテンキルのリールをジーッ、ジジーッと鳴らして下流に走り始めた。竿は手作り5ウェイト。6X のチペット。あまりプッシュはできない。竿を横に倒しながらやっと近くまで寄せてめでたくランディング。引きの強さからてっきり16”はあると思っていたが、14”強。ヒレピンのきれいな魚体だった。其の後今まで静かだったトロバさんのグラスロッドがしなった。急いで近くによりランディングをカメラに収めた。16”のすばらしいブラウン。その後、マスマニアが14”追加し、冷たくなった水面の風に追われながら川を後にした。
マスマニアのスピナーに出てきた14”ブラウン。ひれピンのファイター。 トロバさんにもやっとあたりが。グラス・ロッドが曲がる。
関取のしつこさにめげて出てきた銀色のブラウン。 トロバさんの16”あった。いつもオーバーされる。