Croton RiverのEast Branchとはここのことだったのか。I684を北上しI84と交わるところにBrewsterと言う小さな町がある。確か11月のはじめだったと思う、電車で来るトロバさんとBrewsterの駅で落ち合い、町外れまで車で行くと川が蛇行した所がありそばに車を止める。車を降りて川面の様子をうかがうと流木のすぐ下のほうで大きなライズがポツリ、ポツリと広がっている。
「そうなんですよ。ここにはいるんですよ。」
しかし、トロバさんに促されて少し上流の橋の側まで行く。シーズン中は釣り人が多いので有名な橋らしい。今日はちょっと冷えるのか、若いお兄さんが橋の上流のほうでニンフ釣りをやっているらしい。われわれが仕度を終えるとちょうどそのお兄さんが橋のしたから上がってきたので
「どう?つれた?」
「いや、さっぱり駄目だ。いまミッジに変えようと思っている。」
我々はその情報は全く当てにしないでもっと下流の方へ歩き出した。目指す、トロバさんのプールまで数分、枯れ木と落ち葉の中を躓きながら歩く。何枚も重ね着して膨れ上がったウェーダーでうまく身動きが出来ない。プールの対岸は深くなっていそうで、黄色の落ち葉で水際の境がわからない。ライズは無く、しばらく岸で座り込みタックルを整える。しばらくすると、中央に出ている枯れ木の枝と対岸の間でライズが上がった。そして休み無くパクパク、パクパクと口をあけて何かを貪り食っている様子。。こいつはやる気十分だな、と「ポッポ」をクロス気味にキャスト。ところが、ラインが水面に出ている枯れ木につかまり、どうしてもリーダーにドラッグがかかってしまう。
「こりゃ駄目だ」
と位置を変えることにする。ゆっくりゆっくり上流の方へ進み、今度はダウンクロス気味にキャスト。フライがライズスポットの真上を通る直前にググーッと急カーブ。またもやドラッグ。それでもめげずに、キャストの後ロッドのチップを上流に向けライン、リーダー、チペットを一直線上にしてしまう。その後、ラインを送り出してやると......
「うん、今度はいいぞ」
相変わらずパクパクやってるところに「ポッポ」が流れる。「ガボッ」と音を立てて飲み込んだ。竿を立てると、確かにフックしている。引きが弱い。寄せてみると、それでも13”〜14”はあるレインボー。丸々と太っている。まぁ、あれだけ食い意地が張っていりゃ太るだろう。水温が低い性だろうか、あまり元気が無い。それでも最初の15分くらいでまず1尾。トロバさんもちょっと下流の難しい流れで2尾ほど上げた。しばらくするとまた同じスポットでパクパクやっているやつがいる。同じ「ポッポ」で出てこないので、今度はアリンコを流す。するとまた「ガボッ」。なんとなく引きも弱い、上げてみるとまたもやレインボー。
「おやっ、さっきのやつと似ているぞ。」
念のために、サイズを測ると、スコットのバットの端から番数の書いてあるところが目印。さっきのやつと同じサイズではないか。ライズも引きも、サイズも色も同じ。よくもまあ飽きずに釣られたもんだ。トロバさんはこのレインボーを「娼婦見たいな奴だ。」ということで「レイちゃん」となずけた。ところがこのレイちゃん、次の週もその次の週も私の竿に挙げられたのだ。11月の第二週末、Hausatonicに行く前、BrewsterでトロバさんとOさんと落ち合った。待ってる間、ちょっとと思い、例のプールへいってみる。やはり、パクパクと食ってる様子。自作2本目の7’4番のグラファイトに18番のカディスですんなりと食いついた。あっけなかった。次の週、週末が嵐の予想なので、金曜日午後のこの天気を逃す手は無いと3時くらいからBewsterに寄って見る。やはりパクパク。自作1本目のGlassのコーティングが失敗したため完成が遅くなっていた竿にイマ-ジャー。やはりすんなり。
「なんじゃ、こりゃ」もう、ペットみたいなもんです。皆さんも、Brewsterに行ったらプールによって、一度は挨拶して見てください。 |