<初めてのEsopus>
朝きると窓からはいる朝の陽の光に庭の木の陰が白い壁に映し出され、ゆらゆら動いている。
「おおっ、抜群の天気だ。」
今日はFFをはじめたばっかりの友人、ロング・アイランダーとエースケの二人を伴ってF3の皆とEsopusに集合。釣りの後はM宅で厳粛な儀式が待っている。我々は途中RamseyのOutdoor Sports店でロング・アイランダーのウェイダーを買おうとするが釣り部門の係りのおっさんがFFの他の客に手間取っていて長い間待たされた。とうとう痺れを切らして買わずに店を出る。約束の12時をちょっと過ぎた頃指定された場所に着くとそこにはウェイダーにベストを着て準備完了の皆が待っていた。我々3人も慌てて準備する。NY87号線を北上する時話に夢中になりExit19のKingstonを通過してしまった。次の出口で降りRT212を南西にくだり、やっとのことでそれほどほ遅れずに到着。さっそく、松林の中を歩くこと15分。雄大な川が見えてくる。しかし、昨日からの雨で流れは濁流に近い。これじゃ大変だ。それでも皆小さな可能性を求めてロッドを振ることになる。こういう時には大きめの黒っぽいウーリー・バッガーみたいなのが効果があるとモノの本に書いてあったゾ。Ms.Mから大物の良そうな場所を聞いてポジションを決める。皆それぞれに位地し、奮闘すれど釣果は無し。2〜3ど場所を変えたが結局はバイケンさんのレインボー1尾。しかしあの濁流でよくもしとめたものだ。スプリット・ショットを2つほどかませたとのこと。最後は皆ばらばらに分かれて7時にRT28沿いの駐車場で待ち合わせることにする。やっても無駄と知りながらロッドを振る。風が強くなる。深い、重い、濁った流れの中、ちょっと足を取られると体ごと流されそうな勢いだ。6時前、我々3人はあきらめて指定された駐車場で皆を待つことにする。良く考えてみると、朝、Bagleを胃の中に入れただけでおなかが泣いている。近くに何かないか。ただ,待っているだけも芸がなく、車でRT28に沿って探しに行く。あった、あった。なにやらギフト・ショップが建ち並んでいる小さなモールの中にレストランがあるではないか。ロング・アイランダーの友人がポテトスキンの出来上がりを待っている間私は裏の駐車場に止めた車を、レストランの前に持ってくるため引き返す。モールの赤レンガの通りを歩いているとなにやら「うら若い」女性の声が、しかも日本語で聞こえてくる。「おやっ」と思い振り返ると、何とKちゃんではないか。
「どうしてるの、こんなところで」
「いやぁ、ちょっとこらえきれなくて」
「ああ.....」
外では、Mさんがアウディの中で待っていた。
「もう風が強く、寒くなってきたので引き上げちゃいました。ぼくらはマキをかって先に行ってますから。」
Ms.Mも講釈士も先に行っているらしい。「じゃぁ」といって分かれた後我々は熱いポテトスキンをかかえて駐車場に戻った。するとバイケンさんが待っていてすぐあとにイワさんが到着。誰も正確な待合時間を覚えていない。「7時迄待ってみましょう。」ということで合意。7時過ぎまで待ってみるが誰も来ない。少しずつ不安になってくる。いざとなればM宅までの地図もあるし、問題はない。つい先ほどのMさんとの会話を記憶の中から取り出し反芻してみる。
「そういえば、MさんMs.Mも講釈士も先に行っているといってたのはM宅のほうを意味していたのかなぁ。」
と考え出した。

釣果は別にして記念撮影。

「さあ、いきますよ。これ、大丈夫かなぁ」

「まぁ、見ててください。」

バイケンさん、この濁流で見事レインボーを仕留めました。
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